愛犬が年をとると一人でできなくなることが多くなります。
老化に伴って目や口のまわりに白髪が増えたり、毛艶が悪くなったりするなど外見の変化がみられるでしょう。散歩を嫌がったり、寝る時間が増えたり、好奇心の低下によって遊ばなくなったりするなど、行動の面でも変化がみられます。
また、犬も人間と同様に、筋力の低下によって歩けなくなったり、最終的には寝たきりの状態になってしまうことも・・・。
大切なパートナーが寝たきりになってしまったら、できるだけ快適に過ごせるようにケアしてあげたいよね。
ですが、老犬の介護は思っている以上に大変⚡
介護をする飼い主さんが、できるだけ負担を感じずに乗り越えるためには、どのような方法があるでしょうか?
- 寝たきりの老犬は床ずれしやすい
- 寝たきりになった愛犬にしてあげられること
- 寝たきりになっても外の空気に触れることは大事
- 老犬の寝たきり介護のポイントは“一人で頑張りすぎないこと”
- 短期ステイから一生預かりまで幅広いサービスが評判の老犬ホーム
- まとめ
寝たきりの老犬は床ずれしやすい
床ずれとは、長期間同じ姿勢でいることで、体重がかかる部位の皮膚が圧迫され、血液の流れが悪くなり、皮膚が傷ついたり壊死したりする状態のことです😖
この症状は、筋力の低下で自分で寝返りが打てなかったり、病気やケガなどで同じ体勢が続くことが直接の原因となります。
とくに骨が出っ張っている部位は体重が集中するため、皮膚が圧迫されて、床ずれが起こりやすくなります。
床ずれは、初期段階では皮膚表面からは見えない内部組織のダメージが発生しているため、気づかないことが多いです。そのため、症状が進行して傷から膿が流れ出て、初めて病院に連れてくる飼い主さんも珍しくないそうです(><)
老犬は、人間のように痛みやかゆみを感じる部分を適切に教えることができません。そのため、愛犬が寝たきりになったらこまめに皮膚を注意深く観察して、予防と早期発見に務めることが大切です!!
床ずれの症状が見つかった場合は、獣医師に相談し、適切な治療を受けるようにしましょう。
寝たきりになった愛犬にしてあげられること
🐾汚れにくくする
寝たきりになると、排泄物によってお尻周辺が汚れやすくなります。
老犬の身体を清潔に保つためには、お尻の毛をカットし、尻尾の毛を包帯でガードしておきましょう。そうすることで、排泄物が付着するのを防ぐことができます。
強く巻きすぎると尻尾の血流が悪くなってしまうため、包帯を巻く際には、優しく張りを持たせながら巻くようにしましょう。
かわいいプリントの包帯もあるのね💗
伸縮性があり、粘着するタイプの包帯を使用すると、ずれにくく、巻き直しや取り外しが簡単にできます。また、汚れた場合には、包帯を取り替えるだけで良いので便利ですよ。
🐾寝返りのサポート
床ずれを予防する上で最も重要なことは、老犬の寝床と体の圧迫をできるだけ減らしてあげることです!2~3時間おきに、愛犬の体勢を変えてあげましょう。
ただし、寝返りをさせるとき、背中を軸に回転させる方法は絶対に行わないようにしてください。仰向けにすると、内臓に負担がかかってしまうだけでなく、食堂にとどまっていた食べ物が逆流して、気管に入ってしまうこともあります⚡
愛犬を一度抱き上げて立たせた状態から寝返りをさせることができるとベストよ👍
それができない場合は、伏せの体勢にして後ろ足を曲げたり、反対側を向かせたりすることで、寝返りをサポートしましょう。また、老犬のデリケートな皮膚を傷つけないように、愛犬を引きずったりこすったりしないように注意が必要です!
マットやクッションも活用しよう
床ずれを予防するために、体圧を分散させるマットを使用し、老犬の骨ばったところを圧迫しないようにしましょう。マットは、蒸れにくい素材の通気性に優れたものや、裏面に滑り止め加工がされているもの、こまめに手洗いができるものを選びましょう。
また、ドーナツ型のクッションなどを使用して、床ずれができやすい部位を浮かせてあげることも大切です。ただし、圧が集中するため、こまめに位置を変えるようにしてあげてくださいね。
🐾関節のケア
寝たきりになり、手足を使わなくなると、関節が徐々に固まってしまう可能性があります。
一度寝たきりになってしまっても、また立てるようになることもあるので、関節が固まってしまわないようにリハビリやマッサージしてあげると良いでしょう。
リハビリでは、指や肘、肩、膝、股関節などの関節を意識して、関節の曲げ伸ばしを行います。
ただし、無理なリハビリは避けましょう。
関節の可動域が狭くなっている場合は、それ以上の曲げ伸ばしは行わないようにしてください。無理なリハビリは怪我につながる恐れがあります。
🐾筋力のケア
寝たきりだと、関節の可動域だけでなく、筋力もどんどん低下してしまいます。
筋力を保つためには、屈曲運動やリハビリ、マッサージ、適切な栄養摂取が効果的です。犬がまだ自分で立てる場合は、支えてあげながら立ったり、ゆっくり歩いたりすることを試してみましょう。
床が滑りやすい場合は、ヨガマットや滑り防止マットを使うこともおすすめです。
🐾排泄のケア
寝たきりになると、排泄の問題もでてきます。
ほとんど動けない老犬や、寝たきりの老犬の場合は、あらかじめ寝床にトイレシーツを敷いておきましょう。おむつをつけっぱなしにするよりも、体に排泄物がこびりつくことがなく、排泄の有無にも気づきやすいので清潔な状態を保ちやすいです。
また、排泄が終わったら、笑顔で褒めてあげましょう。
お尻まわりなど、汚れたところは低刺激のウェットティッシュや濡れタオルでやさしく拭きとり、清潔にしてあげることも大切です。
寝たきりになっても外の空気に触れることは大事
寝たきりになってしまった老犬は、同じ場所に長時間いるため、外部からの刺激が不足しがちです😢老犬が刺激の乏しい生活を送ると、認知症にかかる可能性があります。
また、日光を浴びていないと、体内時計が狂い、夜鳴きをするようになることも・・・。
そんな状況を避けるためには、カートにのせたり抱きかかえたりして外に連れ出したり、家の中でもたまに日光浴をさせてあげることが大切です✨
老犬にとっては外の空気に触れるだけでも、刺激を受けて気分転換になることでしょう。ただし、愛犬が散歩に行きたがらない場合は、無理に連れ出す必要はありません🙅愛犬の体調や気分に合わせて、時間や場所を調整しましょうね。
心配な場合は、かかりつけの獣医師と相談し、犬の健康状態に合わせた適切なケアを行うことが大切です。
老犬の寝たきり介護のポイントは
“一人で頑張りすぎないこと”
愛犬が寝たきりになると、今まで以上に世話が必要になります💦
排泄や食事のお世話はもちろん、清潔を保ち、床ずれを予防することも重要です。
ですが、末永く一緒に過ごすためには、飼い主さんが疲れすぎないようにすることも必要です。老犬ホームや動物病院でのお預かりなどを利用するなど、ひとりで抱え込まず、専門家に相談することが大切です。
老犬介護をする時は、気負わずにゆっくりと行いましょう。
短期ステイから一生預かりまで
幅広いサービスが評判の老犬ホーム
THEケネルズ東京
THEケネルズ東京は東京都目黒区の老犬ホーム&ペットホテルです。
「もう一つの我が家」をコンセプトにしており、ホスピタリティに溢れる対応が評判となっています。小型犬~超大型犬まで、また寝たきりや排泄困難などの重度の介護が必要なワンちゃんも受け入れが可能です!
終身、長期のお預かりだけでなく、短期や一時預かりも可能で、自分のライフスタイルに合わせて、上手にサポートを受けることができますよ🐕🐾
介護の負担軽減しながら、一緒に過ごす時間も大切にしたい
新プランの「老犬サポートプラン」は、1カ月のうち最大20泊(または10泊)をTHEケネルズ東京に預けて、残りは自宅で愛犬と一緒に過ごせるというお得な月額定額プランです。
「愛犬の介護が大変・・・、でも急に離ればなれはさみしい」
「平日だけ面倒をみてもらって、土日は一緒に過ごしたい」
そんな方におすすめです!!
飼い主さんと愛犬が共に過ごす時間を確保しながら、お世話や介護を手伝ってくれますよ。また、24時間有人体制で、夜間もしっかりと見守ってくれるので、体調を崩しやすい老犬も安心して預けることができるでしょう。
トライアル(お試し期間)もあるので、まずは気軽に相談してみるのがおすすめです♪
まとめ
愛するパートナーのため、完璧に介護をしようと考える飼い主さんは多いでしょう。
寝たきりの老犬の介護は、飼い主さんにとって大きな負担になりがちです。ひとりで抱え込まず周囲の人々に手伝ってもらったり、専門家に頼ったりすることで、無理のない範囲で愛犬の介護に取り組むことがポイントです。
愛犬が天国に旅立った後も、愛犬と過ごした思い出が宝物となるように、愛犬との日々を大切に過ごしましょう。